歯みがきの前に
ワンちゃんの歯の状態をチェックしてみよう
「ワンちゃんの歯の状態は大丈夫かな?」
            このような不安を感じる方がいるかもしれません。
            
            大事なワンちゃんの歯がどんな状態か気になりますよね。
            そこでワンちゃんの歯の状態をチェックするポイントをまとめました。
            
            是非ワンちゃんの口内環境をチェックしてみてください。
- 
                - 歯が折れたり欠けたりしている
- 
                        - 咬耗
-  歯が徐々にすり減っていく状態。
 硬いロープやおもちゃ、ケージの枠などを
 噛み続けると起こる。
 - 歯の破折
- 歯が折れる状態。
 硬いものを噛んだり、交通事故などで
 強い衝撃を受けたりすると起こる。
 - エナメル質形成不全
- 歯の表面のエナメル質が正常に生成されず、
 歯が折れやすくなったり、知覚過敏になっている状態。
 
 
- 
                - 歯が黄色いもしくは茶色い/
 歯に何かが付着している
- 
                        - 歯周病
- 歯と歯ぐきの隙間に歯垢や歯石がたまり、
 顎の骨や歯ぐきに炎症が起きている状態。
 
 
- 歯が黄色いもしくは茶色い/
- 
                - 歯ぐきから血が出たり
 腫れたりしている
- 
                        - 歯周病
- 歯と歯ぐきの隙間に歯垢や歯石がたまり、
 顎の骨や歯ぐきに炎症が起きている状態。
 - 口腔内腫瘍
- 歯ぐきや舌、頬の裏側に腫瘍ができている状態。
 
 
- 歯ぐきから血が出たり
- 
                - ひどい口臭がする
- 
                        - 歯周病
- 歯と歯ぐきの隙間に歯垢や歯石がたまり、
 顎の骨や歯ぐきに炎症が起きている状態。
 - 口腔内腫瘍
- 歯ぐきや舌、頬の裏側に腫瘍ができている状態。
 - 虫歯
- 虫歯菌によって歯が溶けている状態。
 
 
- 
                - 生後7ヶ月を過ぎても
 乳歯が残っている
- 
                        - 乳歯残存
- 乳歯が抜けずに永久歯と一緒に生えている状態。
 
 
- 生後7ヶ月を過ぎても
上記のいずれかに当てはまる場合は、動物病院を受診してください。
歯みがきは
いつから始める?
        ワンちゃんの歯みがきはいつから始めるのがいいか
お悩みの方がいるかもしれません。
                結論からいうと、
歯みがきは仔犬の頃から始めることをおすすめします。
仔犬のうちは、口臭や歯石が深刻になることはあまりありません。
                しかし、お口に触ることに慣れていないワンちゃんが
成犬になってから歯みがきを始めると、
慣れるまでに時間がかかります。
仔犬のときは、新しいことを習慣づけさせやすいので、
小さいうちからお口を触ったり、歯みがきの練習をしておきましょう。
目安として、
乳歯の時期はお口を触ったり歯みがきすることに慣れさせることに重きを置き、永久歯に切り替わる頃までには習慣にすることをおすすめします。
歯みがきの頻度は、1日1回が理想です。
                とはいえ、「毎日やらないと……」と意気込むと、
飼い主さんにも負担がかかりますよね。
そのため、絶対1日に1回しなければいけないとは思わずに、
あくまで習慣づけることを目標としてください。
歯みがきのタイミングとしては、
ワンちゃんがドッグフードを食べ終わったあとや、
たくさん遊んだあとのリラックスタイムがおすすめです。
飼い主さんもワンちゃんも、
リラックスした状態で取り組むように心がけてください。
まずは歯みがきにつながるマズルトレーニングに
トライしてみよう!
        いきなりワンちゃんに歯みがきしようとしても、なかなかうまくいかないこともあると思います。
        そのようなときは、マズルトレーニングをしてみましょう。
マズルトレーニングとは
母犬が仔犬のマズル(目元から鼻先、口の部分)を軽く噛むことで
ワンちゃんの社会的ルールを教えるという習性を利用したしつけ方法です。
            
            飼い主さんがマズルトレーニングを利用して歯みがきをすると、
習慣づけがスムーズになります。
マズルトレーニングの流れ
トレーニングの具体的な流れは、
以下のとおりです。
            2~6はマズルを触れるようにすることが
目標になるので優しく触ってください。
- 
                    ワンちゃんの頭を 
 なでたり、
 体を触ったりして
 リラックスさせる
- 
                    マズルを 
 優しく静かになでる
- 
                    鼻の先を包むように 
 軽く握る
- 
                    マズルを掴んだ状態で 
 上下に動かす
- 
                    口を開けさせたり 
 持ち上げたりする
- 
                    マズルに触れられる 
 ことに
 慣れさせる
- 
                    ワンちゃんが 
 悪いことをしたら
 マズルを掴む
マズルには感覚器官があるので
慣れないうちは触られるのを
嫌がるワンちゃんもいます。
                    
                    しかし、段階的に進めていくと
徐々にトレーニングが
できるようになります。
マズルコントロールが
できるようになると、
歯みがきだけでなく
お薬をあげるときや
耳掃除などのときにも
役立つのでおすすめです。
トレーニングをする際は、ワンちゃんとの信頼関係が大切です。
                ワンちゃんとのスキンシップを楽しみながら、
                少しずつ進めていきましょう。
ワンちゃんが
歯みがきを嫌がる理由
        ワンちゃんに歯みがきをしようとすると、
嫌がられた経験をもつ方がいるのではないでしょうか?
ワンちゃんが歯みがきを嫌がる
理由はおもに3つです
            - 
                    - 歯ブラシが
 こわいから
- はじめて触る歯ブラシの 
 毛の感触は、ワンちゃんにとって
 未知のものであるため、
 嫌がる子がいます。
 歯ブラシに慣れるまでは、
 歯みがきシートで代用したり、
 歯ブラシを見せたりする機会を
 設けてください。
 
- 歯ブラシが
- 
                    - 口元を触られるのが
 苦手だから
- ワンちゃんは口周りが敏感なので、 
 いざ触られようとすると、
 拒否反応を示すことがあります。
 ワンちゃんにとって口は、
 物を噛んだり身を守ったりするための重要な部分です。
 一方で、歯みがきをおこなう場合は
 その自由が奪われるので、
 嫌がることがあります。
 
- 口元を触られるのが
- 
                    - 過去に嫌な経験が
 あるから
- 過去、無理やり歯みがきをされて 
 嫌だった経験があると、
 歯みがきを嫌がる原因になります。
 もし、ワンちゃんが歯みがきを嫌がる場合は、無理に歯みがきをしないでください。
 
- 過去に嫌な経験が
歯みがき前にワンちゃんがリラックスしていることも大切です。
                散歩に行ってストレスを発散させたり、
飼い主さんとのコミュケーションを取りながら
ワンちゃんがリラックスできる状態や場所で
歯みがきをはじめてみてください。
歯みがきに慣れてもらえるよう、まずは口に触れることから始めて、
次に歯ブラシに慣れさせるというように
段階的に歯みがきをするようにしていきましょう。
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